※記事内には広告が含まれています
内定者の方からアドバイスが聞ける『就活相談会』やOB訪問の受付などをLINEを通じて行っています!
今なら期間限定で『内定者が暴露してくれた!選考情報動画』を無料プレゼント!
【離職率が低い製薬会社ランキング】入社1年目から安心して働ける会社はどこ?
こんにちは、製薬会社勤務10年のけいとです。
今日は、MR志望の就活生の方へ向けた記事です。
☑︎製薬会社のMR(営業職)って、入社1年目から大変そう・・
☑︎少しでも安心して働ける会社を選びたいな!
【本日の内容】
製薬会社(医療機器メーカー含む)の離職率の高い会社は?
『新入社員が入社から3年間で、どれだけ定着率しているか?』
をランキング形式でご紹介しています。
*新人に優しい会社、安心安全な会社がわかります!
動画の場合はこちらです
製薬会社は超ホワイトだけど、MR(営業職)は注意!
まずは就活生の方へ知っておいて欲しいこと。
それは・・
製薬業界(医薬品業界)もかなり離職率の低いホワイトな業界
だということです。
ちなみに、新入社員が入社してから3年間やめなかった率は
(=3年後 定着率と呼びますね!)
製薬業界:90.1%
医療機器メーカーなどの精密機械業界:88.1%
このように全業界の平均:80.6%を上回っていて
新入社員も辞めずに働けるホワイトな業界です。
ぼく自身も、入社3年以内にやめるなんて
想像すらしませんでした。
たしかに辛いことはありますが、給料はグングン上がっていくし
働く環境も良いからです
とはいえ、MR志望の就活生に知っておいてほしいのは
3年以内に辞める人が多い職種は?
と聞かれると・・
それは、MR(営業職)です。
やはりホワイトとはいえ
製薬会社の職種のなかでは
もっともキツイ部類に間違いなく入ります。
具体的に、入社直後のMR職は
なにがキツイのかというと・・
MRは最初の半年間、研修所に缶詰状態で研修。
MR認定試験もあるので、勉強はしっかりやります。
ちなみに、ここでやめちゃう人もたまーにいますね。
経験上100人の新人のうち1〜3人くらいでしょうか。
そして全国各地へ配属 バラバラに・・・
ここでも、ひと波乱あります。
当然、こんな田舎に行きたくないってゴネる人がいて
場合によっては辞めちゃう人も。。
そして、配属。
縁もゆかりもない場所に一人暮らし開始
しかも、慣れない仕事。。。
まったくブラックではないですが
辞めちゃう人がでてきても
けっしておかしくない環境ではありますよね。
▼ちなみに余談ですが
朗報!コロナの影響で、深夜まで飲み会に連れ回される機会は激減!
それに、年代的にも
昔の接待で鍛えあげた猛者たちは、だいぶ駆逐されています(失礼!)
というわけで、余談が長くなりましたが
MR志望の就活生向けに
新入社員が入社してから3年間やめなかった率 TOP10
(=3年後 定着率)
をご紹介していきます。
▼ここなら安心! 新入社員が入社から3年後も辞めない製薬 TOP10
1位 ツムラ 3年後 定着率100%
同率1位 あすか製薬 3年後 定着率100%
3位 住友ファーマ 3年後 定着率100%
4位 島津製作所 3年後 定着率96.6%
5位 中外製薬 3年後 定着率96.6%
6位 小野薬品 3年後 定着率96.5%
7位 協和キリン 3年後定着率96.4%
8位 JCRファーマ 3年後定着率96.3%
9位 第一三共 3年後定着率96.2%
10位 日本新薬 定着率95.2%
それでは、各社を細かく見ていきましょう。
新入社員 3年後の定着率 1~10位 (=絶対ホワイトな会社)
1位 ツムラ 3年後 定着率100%
1位は漢方のトップメーカーである「ツムラ」
2018年入社56名のうち退職者はゼロです。
ツムラはわりと恵まれた環境で働きやすい
と思われます(特にMRは!)。
その理由としては
・扱う薬が漢方薬なので、競合メーカーとの争いも少ない
これは営業になれていない新人MRにとっては
かなりの精神的ストレスの軽減になります。
ほかにも
・コロナ禍においても業績が安定している
というのも、働きやすい理由です。
▼ツムラの売上高と営業利益の推移
出典:ツムラHPより
じつはコロナ禍で漢方薬の売上は伸びています。
詳しく知りたいからはこちら(ツムラの企業研究記事)
コロナ禍の売上ダウンで
社内がイヤな雰囲気になっていることもないでしょうから
働きやすいでしょう。
また、働きやすいMR制度として
『ツムラ漢方オンラインMR』
という制度ももっています。
完全オンラインで働けるので
在宅中心、たまに本社に出社する程度の働き方です。
通常のMRにくらべると、人によっては非常に働きやすい環境といえますね。
さらに、補足ですが
年収も高いのもポイント。
高年収:835万円(2022年公表)
ふつうに大手なみの年収なので
金銭的にもかなりおすすめできる会社。
というわけで、入社3年後の定着率トップのツムラです。
同率1位 あすか製薬 3年後 定着率100%
同率の1位は「あすか製薬」
3年後の定着率は100%でツムラと同率。
2018年入社25名で退職ゼロです。
あすか製薬は、ちょっとマイナーな製薬会社ですが
内科、産婦人科、泌尿器科に特化した
いわゆる「スペシャリティファーマ」。
こういったニッチだけど専門分野に特化した会社のほうが
働きやすくて離職率は低いと思われます。
男性ホルモンや女性ホルモンに関わる製剤を販売していますね。
出典;あすか製HP
3位 住友ファーマ 3年後 定着率100%
3位は住友ファーマ。
こちらも3年後の定着率100%なんですが
2018年入社はなんと6名。
そりゃ退職もゼロでしょう。
当てにならないので、ここは参考程度でお願いします。
4位 島津製作所 3年後 定着率96.6%
じつは医療機器メーカーは
製薬会社に比べてちょっとだけ3年後の定着率が落ちます。
そのなかで、島津製作所は医療機器でトップです。
2018年の入社118名で退職者4名です。
製薬志望の就活生で
働きやすい医療機器にもエントリーシート出したい就活生には
島津製作所はおすすめです
5位 中外製薬 3年後 定着率96.6%
第5位は、中外製薬です。
3年後の定着率96.6%。
2018年入社の117名で退職者4名という状況
採用人数が多いわりに、退職者は非常に少ない!
そのヒントはこちらの「若手社員座談会」にあります!
出典:中外製薬HP 若手座談会
この座談会によると、中外製薬では
若手社員も『直行直帰』が許されている!
コレは非常に嬉しいポイントです。
「直行直帰」とは
家から得意先に営業に行き
営業先から直接家に帰ること。
たまに「MR1年目はぜったいに営業所に帰ってきなさい!」
「直行直帰は許さない~!」って会社あるんですが・・
中外製薬はいいですね。
こういったところも3年後定着率に影響してそう。
6位 小野薬品 3年後 定着率96.5%
最近の小野薬品は意外と(?)離職率は悪くないようです!
2018年入社86名で退職者3名。
こちらは、小野薬品HPより抜粋した募集職種。
営業だけでなく、MA職(MSL)やデジタル戦略など
多数の職種で新卒採用を行っており、新卒のかたには魅力的な会社。
👆MA職(MSL)は魅力な仕事です!詳しく知りたいかたはこちら
7位 協和キリン 3年後定着率96.4%
第7位は協和キリン。
3年後定着率96.4%です。
2018年入社55名のうち、3年以内に辞めたひとは2名。
8位 JCRファーマ 3年後定着率96.3%
第8位は「JCRファーマ」
3年後の定着率は96.3%。
(2018年入社27名で3年以内に辞めたひとは1名)
9位 第一三共 3年後定着率96.2%
第9位は、第一三共です。
3年後の定着率96.2%。
2018年入社132名のうち3年以内に辞めたひとは5名です。
第一三共の採用数はかなり多いので
離職率の低さは信頼できますね。
実際に、第一三共の平均勤続年数は20.0年。
製薬会社で第2位の長さです。
10位 日本新薬 定着率95.2%
10位は日本新薬。
3年後の定着率は95.2%
2018年入社63名でのうち、3年以内に辞めたひとは3名です。
何度も紹介していますが
「日本新薬」はこの規模の会社にしては意外と採用数が多いです。
また将来性もそこそこ良く、就活生の方には非常におすすめ。
逆に、新入社員が辞める会社は?(入社3年後の定着率ワースト3)
冒頭でもお伝えしたように
製薬や医療機器は離職率が低くてホワイトな業界です。
でも、なかにはちょっとだけ離職率たかめの企業もあるので
ワースト3をご紹介していきます。
▼入社3年後の定着率ワースト3
ワースト1位 ヤクルト本社 定着率92.5%
ワースト2位 オリンパス 定着率92.8%
ワースト3位 日本化薬 定着率92.9%
ワーストといっても、まったく離職率が高いわけではありませんが
気になるので見ていきましょう。
ワースト1位 ヤクルト本社 定着率92.5%
2018年入社93名のうち3年以内に辞めたひとは7名
ヤクルトといえば、とうぜんコレが思い浮かぶでしょう
ただし、飲料事業のほかにも、医薬品もやっています。
売上比率は4%くらいですが。
製薬よりも飲料業界のほうか離職率は高めなので
ヤクルト全体でみるとワーストにランクインしたのかもしれません。
ちなみに、ヤクルトは
意外と抗がん剤などの本気の医薬品を扱っています!
先日もリンパ腫の新薬の承認申請を行いました。
今回、勤続年数は低めにランクインしてはいますが
選択肢に入れるのもアリな会社です。
ワースト2位 オリンパス 定着率92.8%
2018年入社307名のうち3年以内に辞めたひとは22名
おどろきなのは、採用数の多さです!!
新入社員307人って、さすが医療機器業界トップのオリンパスですね!
平均年収は922万円で医療機器メーカーでトップの年収です
ぜんぜん悪くない会社、というか目指していきたい企業のひとつですよね(笑)
▼医療機器 年収ランキング
ワースト3位 日本化薬 定着率92.9%
2018年入社56名のうち3年以内に辞めたひとは4名
日本化薬は抗がん剤のジュネリックのメーカーですね。
まとめ 製薬&医療機器 入社3年間の定着率ランキング
▼製薬&医療機器入社3年間の定着率ランキング
・入社3年以内にやめるのは全職種のなかでMRが多い(私見)
・1年目から働きやすい可能性がかなり高い会社は
ツムラ、中外製薬、小野、協和キリン、第一三共、日本新薬、島津製作所
・ワーストは、ヤクルト本社、オリンパス、日本化薬