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目次
真実【2023年 早期退職】ノバルティスの大規模リストラを徹底解剖!
こんにちは、製薬会社勤務11年のけいとです。
本日はこういった内容です。
【本日の内容】
ノバルティスが大規模リストラの真実!
*これからの就活や転職の 重要なヒントになる情報です!
動画で見たいかたはこちらをどうぞ。
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就活や転職では情報が命なので、お見逃しのないようにチャンネルもお忘れなくお願いします。
ノバルティス 大規模リストラのウラ側
ノバルティス 大規模リストラの真相は?
▼ノバルティス リストラの概要はこちら
来年2023年に世界中で大規模な早期退職を行う
・削減人数は世界で8,000人!
・循環器、血液腫瘍、固形がん、免疫、中枢神経の5つの重点領域に力を入れていく体制を整備するため
⇒ある意味、伸びる分野に特化して、その他は切り捨てる作戦
まだ噂レベルの話ですが、
あまり力をいれない分野になる眼科、呼吸器部門を売却するとの噂!
これは、「重点領域の開発のための軍資金を調達するため」といわれています。
呼吸器はさておき、眼科はノバルティスの主力部門のひとつ。
ノバルティス全体売上の10%(6,000億円!)くらいは眼科領域から稼いでいます。
薬剤も下記のような、ある程度有名で売れている眼科の薬を持っています。
・ルセンティス(加齢黄斑変性)
・ベオビュ(糖尿病網膜症)
売上10%も占めていて、しかも有望な薬も持っている分野を売却するってホントなのかなぁと思いますが
あながちウソではなさそうです。
こちらは2022年7月時点でのノバルティス社の開発パイプライン
当然ですが、眼科のほかに、今回売却が噂される呼吸器部門も開発が進んでる薬があります。
こちらは、その3か月後の2022年10月の開発パイプライン。
なんと、呼吸器がなくなりました。
ノバルティスの業績は不調なのか?
ノバルティスは収益源の眼科領域を売却しないといけないくらいに困っているの?
まったくそんなことはありません。
ただし、”ちょっとした課題”を抱えているのは事実です!
こちらは、新薬の開発数です。
数だけみると、めちゃくちゃ絶好調!
▼過去5年間 発売された新薬が多い会社
1位:ノバルティス 14個 ⇒新薬の数だけ見るとダントツ!
2位:メルク(MSD)11個
3位:ロシュ 10個
4位:サノフィ 9個
5位:ファイザー 8個
6位:イーライリリー 8個
7位:GSK 7個
8位:アストラゼネカ 7個
たくさんの画期的な新薬を発売してくれるので
そこで働く営業(MR)は、経験値をあげられる良い会社です!
その一方で、発売した新薬たちがどれだけ最近の売上に貢献できてるか?
これを見てみると、「ちょっと微妙」
▼新薬が会社全体の売上にどれだけ貢献してるか?
1位: イーライリリー 54%
2位: ロシュ 34.6%
3位: アッヴィ33.0%
4位: ノバルティス 28.9%
5位: GSK 26.9%
6位: アストラゼネカ 24.4%
7位: サノフィ 21.4%
ノバルティスは新薬をたくさん出してるけど稼げてない
逆に優秀なのはイーライリリー!
薬って発売して10年たつと特許がきれます。
だから、「会社はなるべく新しい薬で稼いで、それを長く維持していきたい」
という気持ちをもっています。
この点ではノバルティスはあまり上手くいってませんね~
要するに、こんな感じ↓
いろんな領域に手を出し、たくさん新薬を発売したけど
得意分野に育てることはできず、売上にも貢献していない。。
⇒眼科と呼吸器は切り捨てて、得意分野を作りたい!
こういった事情があって来年2023年は大改革を行います。
外資系の製薬会社は、こういった大胆なリストラや
構造改革をたま~にするので、注意は必要!
とはいえ、MRとしては画期的な薬を扱える点は魅力的です!
▼ノバルティスで押さえておきたいポイント
【社員側のメリット】
たくさんの画期的な薬を発売してくれる会社なので
MRとしての経験値が爆上がりする非常に良い会社
【会社側の事情】
これまで治療薬のなかった画期的な薬によって、困っている患者さんをたくさん救っている。
けど、がんばって開発した新薬たちは、会社の売上にはそんなに貢献してくれていない