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目次
知らずに就職して大丈夫・・?製薬会社の闇! 『MRのリストラ黒歴史』を振り返る!
こんにちは。
製薬会社勤務11年のけいとです。
製薬会社の闇であるリストラの歴史を振り返っていきます!
YouTube動画でも配信しています。
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いちばん有名なリストラ 2005年 ファイザーの『横浜事件』
2005年、この事件はいわゆる「ファイザーの闇」。
当時、就任間もないフランス人社長「セリンダー氏」が行った超強引リストラ作戦!
指名されたMR300人がパシフィコ横浜に召集されます!
当時のファイザーはMR数2,500~3,000人くらいなので
全国のMRの1割強を一か所の会議室に集合させたわけですね。
そして、集まったMR300人に対して
セリンダー社長(もしくは人事部長的なひと)が、このように言い放ったわけです。
『君たちは無能だから辞めろ!!』
よく海外ドラマでみる「You’re fired!(おまえはクビだ!)」っていうやつですね笑
これは日本でやったら、かなりやばいことです。
しかも、それを大人数を対象に一気にやったわけです!
当時、この社長は就任間もなかったので、日本の企業風土をあんまり理解してなかったんでしょう。
ちなみに、この強引リストラのときは割増の退職金もなかったみたいです。
一応、就活生の方むけにお伝えしておくと
いま製薬会社で行われてるのは・・・
『希望者が優遇制度(割増退職金)を使って早期退職する』
というものなので、指名して一方的にクビにするっていう、このやり方とは全然ちがいます。
そもそも製薬会社がやっているのはリストラとは言われてるけど
一応は希望者が利用できる優遇制度です。
だから、建前上は手挙げの制度。
とはいえ、辞めたい人には何度も面談して、辞めるように仕向けていきますが。。
というわけで、話をもとにもどしますが、
この件をきっかけに、ファイザーの労働組合が立ち上がりました!
そして、結局は
ファイザーはストライキ直前に!
「製薬会社がストライキ」なんてボクは聞いたことありません!
その結果、名指しでクビにするやり方は失敗!
逆に、You’re fired!「おまえはクビだ!」と言った(?)社長のほうが解任されることに・・
これが後味の悪いファイザーの横浜事件です。
2022年のファイザーのリストラについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
2015年『リストラゼネカ事件』
すいません、事件名はボクが勝手につけました笑
これは2015年にアストラゼネカがやったリストラ。
『新職務等級制度』を導入して、ベテランMRを降格・退職に追い込もうとした事件です。
『新職務等級制度』は、こんな感じだったみたいです。
①大学病院や基幹病院担当が手厚く評価
②年齢や経験年数に関係なく評価
③筆記テストや面接で等級が決まる
①や②の問題ないと思うんですが
③のように、これまでの実績や経験に関係なく、筆記テストや面接で評価されるのは
ベテランMRにとってはキツイですよね。
そもそも面接の結果なんて、人事側でなんとでも操作することができちゃいます。
結局は『新職務等級制度』をきっかけにして、降格や不利な配置転換が続出!
ベテランMRが「追い出し部屋」へ配置させられ減給・・
これって実質はリストラと同じですよね。
しかも、なかなかヒドイのが
当時のアストラゼネカは、
リストラをやりつつも、同時進行で積極的にキャリア採用をやってた!
ということです。
そして、アストラゼネカ社員による集団訴訟に発展します!
さらに、アストラゼネカ労働組合を結成!
会社と真っ向から対立します。
訴訟の結末としては、結果的に『和解』
アストラゼネカの労働組合『勝利宣言』です。
「追い出し部屋」に追い込まれた社員も、無事に配属先を変えてもらえたようです。
やは労働組合として団結して戦うと強いですね。
これからリストラでMR数が減りそうな会社を知りたいひとはこちらの記事をどうぞ。
2022年 ヤンセンファーマ 新技『ポジションクローズ』事件
2022年、製薬会社は新しいリストラ技を繰り出します笑
それが2022年に話題になったヤンセンの『ポジションクローズ』
▼ポジションクローズって??
『会社組織を再編します。
あなたの部署はなくなるから辞めてください。
再就職のサポートをします』
今までのあからさまなリストラとは違う新技です。
ポジションクローズはこれまでとは違った手法
▼ファイザー「横浜事件」
名指しでクビ宣告
▼アストラゼネカ
「新等級制度」をきっかけに 一気にベテランMRを追い出す
繰り返しですが
いま製薬会社で行われてるのは・・・
『希望者が手を挙げて、優遇制度(割増退職金)を利用して早期退職する』
っていうもの。
「あなたの部署はなくなるからさようなら」っていう
今回のヤンセンのポジションクローズは異色なやり方ですね。
仕事のポストがあるから雇ったひとを
会社都合で仕事がなくなるからクビにする。
法律的なことはわかりませんが、なかなか冷たい対応ですよね。
しかも今回も早期退職の優遇制度じゃないので(建前上は、あくまで働く部署がなくなっただけ)
割増退職金は支払われないみたい。
今後の結末がどうなるのかは分かりませんが
2022年 12月ヤンセンファーマ社員は
アストラゼネカ労働組合の力を借りて労働組合を立ち上げ!
過去に、理不尽な降格や不利な配置転換を受けて会社と戦った経験のある
アストラゼネカ労働組合が助け船をだしたってわけです!
今後の動向には注目ですね。
MRができる対策は「労働組合が強い会社に入ること?」
今回の件から、会社側の言いなりにならないために
「もしかしたら労働組合は大事なのかもしれない」って思いますよね。
一般的には、やはり内資系企業のほうが労働組合は強い傾向です。
とくに、ボクが就活してた10年前ですが
「エーザイの労働組合が強い」
「だからエーザイは給料が高くて、福利厚生も抜群に良い」
って噂がありました。
ちなみに、外資系で労働組合が強い会社は?
これは『ベーリンガー』でしょう。
外資系のなかでも、トップクラスの福利厚生(住宅補助など)を持っています。
それと、製薬会社は数社ほど加盟している労働組合の連合もあったりします。
「薬粧連合(やくしょうれんごう)」って呼ばれる連合会ですね。
▼加盟会社してる会社は、大まかには以下の通り。
・第一三共 ・住友ファーマ
・中外製薬 ・エーザイ
・塩野義 ・アムジェン
・アステラス製薬 ・ベーリンガー
中外やベーリンガー、アムジェンといった外資系企業も加盟してます。
とくに中外製薬はもともと日本の会社がルーツなので、古くからここに加盟してるみたいです。
加盟人数も第一三共に次いで多いんです。
外資と言えども労働組合がちゃんと機能してる中外製薬は魅力です。
今後の会社えらびの参考に、
薬粧連合の加盟会社はこちらでチェックしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
もし今後MR数が減りそうな会社予測に興味があればこちらの記事をご覧ください!