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アステラス製薬やばい、またも減損か。エーザイは大化けの可能性。

※記事内には広告が含まれています

アステラス製薬やばい、またも減損か。エーザイは大化けの可能性。

こんにちは、けいとです。

今日も投資関連のネタです。資産形成のヒントを探していきましょう。

  

本日のテーマは

「医薬品株投資に関わる重要トピック 10月前半編」です。

  

医薬品株のニュースのなかでも特に株価や将来の業績に影響しそうなものだけをピックアップしてご紹介。

今回はこちらの2点です。

  • アステラス製薬 またもや減損の危機!? 2030年以降に本当の恐怖が迫る。
  • エーザイ 強力ライバルが発売近づくなか、2032年 売上2兆円の達成を明言

それでは、詳しく見ていきましょう。

動画で知りたいかたはこちらから。

  

アステラス製薬、またも減損の危機か?遺伝子治療の開発遅れ

まずはアステラス製薬。

相変わらずの高配当(4.2%)。

  

気になるニュースはこちら。

▼10月9日 子会社『オーデンテス』の遺伝子治療薬 製造施設 閉鎖 

これ、ニュースとしてはめちゃくちゃ地味ですよね。笑

  

工場閉鎖して、社員をちょこっとクビに。

製薬会社ではよくあるニュース。

ただ、個人的に重要と思うので取り上げます。

  

「そもそも、オーデンテスってなに??」

っていう方も多いのでないでしょうか。

  

オーデンテスは2019年、アステラスが大型買収。

3,200億円で獲得した遺伝子治療の開発技術が強みの会社。

とはいえ、新薬開発はうまくいっておらず、、

目玉商品「AT132(遺伝子治療薬)」は、副作用で2度も試験差し止めを喰らうハメに。

  

さらに、これはアステラスの新薬開発パイプラインですが、

オーデンテス製品(青枠のAT845,AT132)は一つも第3相に進めておらず。  

繰り返しですが、買収したのは2019年、その額は3,200億円。

現時点ではまったくの期待はずれですね。

  

  

ここで意地悪く、これまでの経緯を振り返ると。

・2019年、買収(3,200億円)

・2021年、工場新設などの大型投資(2,000億円)

・2024年、工場を一部閉鎖

なかなかひどい状況のように見えますね。

  

この状況をみると「アステラス、2030年代は大丈夫か?」と思いますよね。

2027年大黒柱のイクスタンジ特許切れのあと、パドセブやアイザーヴェイといった後継者がありますが、ほんとの問題はそのあとなのでは? 

(本来ならオーデンテスの遺伝子治療薬が後に続くはずですが)

今回は、ただの工場閉鎖のニュースではなく、

いろいろと考えさせられるトピックだったので取り上げさせていただきました!!

  

  

2032年に売上2兆円。大化けの予感漂うエーザイ

つづいて、ポジティブな話題。

  

  • エーザイ 強力ライバルが発売近づくなか、2032年 売上2兆円の達成を明言 

  

ちょっと振り返りですが、

今のエーザイは『売上規模は約7,500億円、利益率は5~8%』

これくらいの規模の会社です。

そんなエーザイが、

10月8日 投資家との意見交換会にて

『2026年1兆円、2032年度に2兆円』を今後の目標として明言。

ちなみに営業利益率は「2026年に20%目標」

7,500億円の会社が10年もたたないうちに2兆円って無謀な気がしますが、

一応そのためのロードマップも紹介されてます。

  

目玉商品であるアルツハイマー病薬について、2025年と2030年の目標を明示。

なんだかごちゃちゃと書かれていますが、赤枠の部分を見てもらうと、

「2025年、超大型新薬のレケンビ。ライバル品に勝つための対抗策を講じる」

「2030年、レケンビの次のアルツハイマー薬を申請する」

こんな感じでしょうかw

  

  

まずは2025年までに。

超大型新薬のレケンビ、ライバル品に勝つための対抗策を講じる

  

じつはレケンビには強力なライバルが登場しており、

それがイーライリリーのアルツハイマー薬「ケサンラ」

すでに日米で承認済み。

2025年までにエーザイはライバルとの差別化を進めており、

具体的には「投与間隔を引き延ばす&皮下注射の開発」。

  

ちなみに”現時点”での点滴頻度は

レケンビ:2週に1回

ケサンラ:4週に1回

とケサンラの方が有利。

点滴は負担が大きいので、普通は4週に一回のほうを選びますよね。

  

この状況を「2025年までにひっくり返す」というのがエーザイの目論見。

投与間隔を4週ごとに引き延ばす&皮下注射の開発を着々と進めています。

売上目標2兆円といわれると、突拍子もない数字に見えますが、

まずは2025年にライバルへの対抗策が完了するかどうか注目!

  

さらに、ロードマップ上の2030年度の目標。

「レケンビの次のアルツハイマー薬を申請」 

こちらはアルツハイマー病治療の”本丸”とされており、2030年代のエーザイの目玉商品になりそうな予感。

すでに日米欧で開発が進んでます(第II/Ⅲ相試験中)。

少し遠い将来の話ですが、2030年に次世代アルツハイマー薬の承認まで辿り着けるかどうか注目です。

(承認前に臨床試験の中間結果が報告されるはず。そうしらた、このメルマガでも紹介します)

  

    

というわけで、本日は10月前半の注目トピック、アステラス製薬とエーザイについて取り上げました。

  

  

まとめ

医薬品株トピック (2024年10月前半)

アステラス製薬やばい、またも減損か。エーザイは大化けの可能性。

アステラス製薬 

 2019年に3,200億円で買収した遺伝子治療のバイオニア『オーデンテス社』

 新薬開発は一向に進まず、いまだに第3相に到達した薬はゼロ。

 そんななか2024年10月に、製造施設を一部閉鎖を発表。

・エーザイ 

 現在7,500億円規模の会社が、2026年に1兆円、2032年に2兆円の売上を掲げる。

 命運握るアルツハイマー薬「レケンビ」には、強力ライバル「ケサンラ(イーライリリー)」の登場が見込まれる。

 まずは2025年度目標のライバルへの”対抗策”を講じることができるか注目

動画のほうが詳しく解説しています。

よかったら、こちらからどうぞ。

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