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目次
【製薬会社 将来性】5年後、10年後を見据えて。未来の大型新薬候補を知っておこう!
こんにちは、製薬MR10年目、けいとです。
今日はこういった方へむけた内容です。
製薬 内定者の方へ
5年/10年先も製薬に関わる予定の方へ
☑まだ発売されてないけど、将来注目を集めそうな薬って何があるの??
【本日の内容】
・まだ世の中に出てきていないけど大フィーバーしそうな薬 TOP4
*5年後、10年後に大化けしてる可能性のある会社が分かります!
結論:
以下の4つが、5~10年後に大化けする可能性が高いTOP4
①住友ファーマ 希望の星
期待度 ★★☆☆☆
抗精神病薬『ウロタロント』
②第一三共 次世代エース
期待度 ★★★☆☆
乳がん/肺がん治療薬『ダトポタマブ デルクステカン』
③イーライリリー 世界的な期待度はMAX!
期待度 ★★★★★
糖尿病/肥満症『チルゼパチド』
④ロシュ 天国か地獄か?
期待度 ★★★★★ ※危険度もMAX
アルツハイマー治療薬『ガンテネルマブ』
ここから詳しくご紹介していきます。
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▼契約企業には医療機器や製薬関連も!
知ってる?中国の魔の手が忍び寄る・・
ちなみに余談ですが
すでに大フィーバー、もしくは大フィーバーすることがほぼ確定な薬。
それはこちら↓
◇PD-1抗体
・キイトルーダ(メルク)
・オプジーボ(ブリストル)
◇PD-L1抗体
・テセントリク(ロシュ/中外)
・イミフィンジ(アストラゼネカ)
すでに世界で数千億円を稼いでる薬ですね。
もしかしたら
「こういった薬を扱いたい!」
「チャンスあれば転職しようかな!」
って思ってる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに絶好調でよい転職先なのですが、
一点だけ注意点があります。
中国がバイオテク企業と手を組んで
低コストのPD-(L)1抗体製剤を作ろうとしている・・
(患者さんにとって安価な薬が出ることは良いことですが)
こうなると、今は絶好調の薬(キイトルーダなど)も
グローバルでは価格競争に巻き込まれるかもしれません。
(日本の保険制度上、国内で価格競争が起こることはないかもしれませんが)
という事情があるので
◇PD-1抗体
・キイトルーダ(メルク)
・オプジーボ(ブリストル)
◇PD-L1抗体
・テセントリク(ロシュ/中外)
・イミフィンジ(アストラゼネカ)
これらの薬をもつメーカーを目指すのも良いのですが
まだ世の中に出てきていないけど、将来的に大フィーバーしそうな薬
を知っておくことはプラスになると思います。
期待度 ★★☆☆☆ ウロタロント(住友ファーマ)
こちらは統合失調症治療薬の薬。
住友ファーマは精神科領域に強いですね。
なかでも『ウロタロント』は希望の星。
・大塚製薬との提携で販売する4つの精神科領域の薬のひとつ
・2028年の売上予測は1,400億円
これまで精神科での経験があるMRの方は要チェックですね。
また新卒のかたも「精神科専門MRを目指したい!」って言う方は
押さえておきたい選択肢ですよね。
住友ファーマのピンチを救えるか?
住友ファーマは来年2023年に大きな試練を迎えます。
北米での「ラツーダ(抗精神病薬)」の特許切れです。
売上2,000億円が吹き飛んでしまうと言われており
住友ファーマの売上4割がなくなる計算です。
これを将来的に補っていく次世代エース候補が「ウロタロント」というわけですね。
期待度 ★★★☆☆ ダトポタマブ デルクステカン(第一三共)
第一三共の次世代のエース候補です。
乳がん、肺がんの治療薬ですね。
現在の主軸『エンハーツ(乳がん治療薬)』も
非常に期待されていて売上を伸ばしています。
ただ、このダトポタマブ デルクステカンはさらに期待が大きくて
2028年の売上予測は2,000億円越え!
個人的には、薬学生の方には第一三共をかなりおすすめしていますが
この薬がその理由です。
※第一三共の新卒MR募集は薬学卒に限っています
期待度 ★★★★★ チルゼパチド(イーライリリー)
糖尿病/肥満薬『チルゼパミド』です。
イーライリリーの社内的にも期待は大きいですが
世界的にみても超大型新薬になりそうな候補 No,1の薬です。
スゴイところは、血糖値をコントロールだけでなく
体重減少効果がヤバイ!!
欧米人は肥満で困っている人が多いですからね。
欧米を中心にかなり売れそうな予感です。
どれだけ体重が減るのかというと、およそ15〜20%
体重80kgのひとなら、12〜16kgも体重が減ることになります。
出典:メディカルトリビューン
ここまで痩せられる薬はこれまでありませんでした。
これから大フィーバーしそうな予感がしますよね。
今後、イーライリリーは就活、転職の候補先としてかなり有力になってきそうです。
期待度 ★★★★★ ガンテネルマブ(ロシュ) ※危険度もMAX
続いては、ロシュのアルツハイマー治療薬「ガンテレネマブ」
当たれば大きいアルツハイマー(認知症)領域なので
かなり期待はされています!
一方で、波乱がつづく領域だけに危険度もMAXです。
▼ヤバいポイント
・ロシュの別のアルツハイマー薬「レネズマブ」はすでに開発に失敗し、、中止に。
1剤目で失敗すると少し嫌な予感がしますね。
・既に3,000億円規模を投資し臨床試験を実施
もう引き返せないレベルでお金をかけちゃってます。
👉 成功すれば売上1兆円のスーパーブロックバスター候補ですが
もし失敗したら、かなりやばいことになりそうです。
日本のエーザイがアルツハイマー薬の開発で失敗して
株価大暴落でなかなか厳しい事態になったのはご存知でしょうか。
ロシュも実は同じような状況です。
先行する「レネズマブ」がすでに失敗。
そして、今回の「ガンテレネマブ」も失敗したら・・・
製薬企業には、こういったリスクはつきものですが
恐ろしいことになりそうですね。
ただし、仮に成功すれば、日本でロシュのアルツハイマー薬を販売するのは
中外製薬になります。
中外さんはまたまた売上を伸ばしそうですね。
まとめ 未来の大型新薬候補を知っておこう!
5年後、10年後を見据えて!
未来の大型新薬候補を知っておこう!
①住友ファーマの希望の星
『ウロタロント』 期待度 ★★☆☆☆
②第一三共の次世代エース
『ダトポタマブ デルクステカン』期待度 ★★★☆☆
③イーライリリーだけでなく世界的な期待度はMAX!
糖尿病/肥満症『チルゼパチド』 期待度 ★★★★★
④ロシュ 天国か地獄か?
『ガンテネルマブ』 期待度 ★★★★★ ※危険度もMAX