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アストラゼネカ 新薬数:8コ
結論
将来性: ★★★☆☆
・現状では、国内で肺がんを中心に「がん領域」で好調!
(適応追加ももりだくさん!)
・抗がん剤の新薬は2つだけ・・・
・グローバルでは『希少疾患』が伸びている!
とはいえ、日本の開発パイプラインに「希少疾患」はゼロ・・
▼アストラゼネカの現状
「がん領域」「希少疾患」に強い会社
①がん領域
抗がん剤「タグリッソ」「イミフィンジ」(肺がん)が非常に好調!
特にタグリッソは国内の全医薬品の中で3位になっていて絶好調です
②希少疾患
アレクシオン買収で「希少疾患」が強化!
こちらは5年後の希少疾患領域での世界の売上ランキング。
アストラゼネカの1年あたりの成長率は22%とダントツで、世界2位にまで上りつめる予測。
注意!国内ではまだ希少疾患に強くなってない!?
アストラゼネカはアレクシオンを買収しました。
ただし、「日本国内においてはアストラゼネカとアレクシオンファーマは当面
それぞれ別の製造販売業者として業務を継続いたします。」
と発表しています。
(じっさいの発表はこちら。アレクシオン社HPより引用)
要するにカンタンにいうと、日本ではまだアレクシオン社が生き残っており
アストラゼネカが完全に希少疾患の薬を譲り受けている状況ではない、ということです。
アストラゼネカに関しては、グローバルと日本を切り分けて考える必要性が高いですね
アストラゼネカ 新薬数 8個 (内訳 PhaseⅢ:4 申請中:4)
抗がん剤は2コだけ。
「タグリッソ」「イミフィンジ」といった既存の肺がんの薬が絶好調ですが
「新薬はどう??」って見てみると、けっして多くはありません。
がん領域の新薬について補足です。
アストラゼカは第一三共との共同プロジェクトで、
今後の超大型新薬候補 「DS-1062」をもっています。
世界で価値のある研究開発プロジェクト第7位に!
プロジェクトとしての価値は約6700億円とも言われています。
👉くわしく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。第一三共の利益率に関する記事です。
『希少疾患』日本の開発パイプラインはまさかのゼロ!
ただし、グローバルではたくさん持ってるので今後に期待・・
下記はグローバルでの希少疾患の開発パイプラインです。
くわしくは触れませんが、PhaseⅢから申請段階にいたるまで、かなり豊富。
アストラゼネカ まとめ
・新薬数は8個とまずまず(内訳 PhaseⅢ:4 申請中:4)
・国内では既存の肺がん薬を中心に「がん領域」で好調(適応追加ももりだくさん!)
・抗がん剤の新薬は2つだけ!
・グローバルでは『希少疾患』が伸びている!
・日本の開発パイプラインに「希少疾患」はゼロ・・・。
希少疾患はグローバルでは新薬豊富だけど国内はそうでもない
まとめ
将来性を大きく左右する『新薬の数』 外資系大手編
・ファイザー 22コ
『希少疾患』で6個 『がん領域』で7個と充実のラインナップ!
・ブリストルマイヤーズ 7コ
「がん領域」は健在。買収の影響で「がん」では世界トップに!
免疫領域では、期待の新薬ソーティクツ」!
・アストラゼネカ 8コ
現状では「がん」に強いメーカーだけど新薬は少ない
日本では希少疾患の開発パイプラインはゼロなので注意!
最後までご覧いただきありがとうございました。
将来性を考えると、Seagen買収によってパイプラインが大幅に強化されているファイザーは特に注目です。
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