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製薬会社選びの決め手!将来性を左右する『新薬の数』 中外製薬/第一三共/アステラス製薬/武田薬品
こんにちは。
製薬会社勤務11年のけいとです。
今日はこういった方に向けた記事です。
製薬志望(特にMR)の就活生の方へ
転職を検討中のMRの方へ
☑製薬会社の将来性、どこが良いのかわからない!
☑これから、たくさん新薬を出してくれる会社ってどこなの?
製薬会社(特にMR)を志望する人にとって
「将来性」は「新薬の数」にかなり左右されますよね。
というけで、今日は『新薬の数』を取り上げます!
下のような条件で、各社の新薬の数をまとめていきます
・日本でこれから発売される新薬(海外の開発パイプラインは含まない)
・薬の開発試験が最終段階(PhaseⅢ)まで進んでいる。もしくは申請段階までこぎつけてるもの
(薬の開発試験は途中で失敗することもよくあるからです)
というけで、まずは結論から。
▼製薬大手 新薬の数は?
・中外製薬 20コ
・第一三共 11コ
・アステラス製薬 7コ
・武田薬品 23コ
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中外製薬 新薬数:20コ
結論
将来性
新薬数20コとかなり多い!「がん領域」で11コと充実のラインナップ!
▼中外製薬の現状
・2021年は武田薬品を抜いて、国内売上トップに!
・2022年、創業以来初の売上1兆円達成へ
・主力品「ヘムライブラ」が好調でコロナ関連(アクテムラ、ロナプリーブ)も牽引!
中外製薬 新薬数 20コ (内訳 PhaseⅢ:15コ 申請中: 5コ)
20コという、他の内資系大手を大きく上回る新薬の数です。
「がん領域」だけでも11個!!
中外製薬は、世界の製薬大手「ロシュグループ」の一員です。
ロシュで開発した薬を日本で販売するのは中外製薬。
なので、中外製薬の新薬はかなり多いです!
下の表でみると、オレンジ色が中外製薬の自社品。ブルーがロシュの導入品。
1年に10コ以上というたくさんの新薬を発売していく予定の中外製薬ですが
ブルーのロシュ導入品が多いのは一目瞭然ですね!
中外製薬 まとめ
・ロシュから多くの新薬が供給される!20個の新薬があり将来性は安泰(内訳 PhaseⅢ:15 申請中: 5)
・がん領域だけでも11個と充実のラインナップ
・毎年、10個以上の新薬(適応拡大)を予定しておりMRとして働くにはかなりの好条件
第一三共 新薬数:11コ
結論
将来性:
新薬数は11コと多くないけど、 屋台骨となる3ADC順調!
第一三共の近未来は
3つの抗がん剤「3ADC」が主軸になってきます。
※ADCというのは「抗体薬物体」という新しいタイプの抗がん剤です
新薬の数としては11コとさほど多くはありませんが、そのうち3つに期待が集中しています。
この3つのADCが第一三共のこれからの屋台骨
とくに真ん中のダトポタマブ デルクステカン(DS-1062/Dato-DXd)は注目!!
この3ADCが第一三共の売上の6割くらいになるという予想。
(第一三共のトータル売上1兆円のうち6,000億円)
これをみても分かるように、第一三共は抗がん剤(3ADC)がこれからの主役です。
MR(営業職)の視点でみると、第一三共はオンコロジーMR(がん領域専任MR)を目指しやすい環境ともいえます。
第一三共のMRになれば高確率で、これから期待される最新の抗がん剤を扱うことができるのは魅力的ですね。
👉オンコロジーMR(がん領域専任MR)になりやすい会社を知りたい人はこちらの記事をどうぞ。
第一三共にとって3ADCってかなり大事な新薬!
ほんとうに予測通りに順調に育っていくのかな??
結論としては、順調です。
開発パイプラインをみても
この3ADCは今後の適応拡大(ほかの種類の「がん」にも使えるようになること)
をたくさん予定しています。
▼3ADCの開発パイプライン
3ADC以外だと、コロナワクチンや鼻腔噴霧インフルエンザワクチンなど
ワクチン関連が多いのも特徴ですね。
第一三共 まとめ
・新薬数 11個(内訳 PhaseⅢ:8 申請段階: 3)
・これから売上の6割を占める3ADCが主軸なので、新薬数としてはさほど多くない
・3ADCの開発状況は順調。多くの適応拡大を予定している!
・「がん領域」をMRとして担当したい人は良い選択肢!
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