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目次
ノバルティス 新薬数:9コ
結論
将来性: ★★★★☆
新薬の数が多いだけでなく、幅広い領域から新薬がでてくるのが魅力!
・得意の「がん領域」を中心に新薬の数はとても多い
・循環器や眼科など、幅広く新薬もっている珍しい製薬大手メーカー
▼ノバルティスの現状
・研究開発力が非常に高い!
下記のように、実際にここ5年で発売した新薬は14コと製薬大手の中でもダントツ
▼過去5年間 製薬外資から発売した新薬数
1位:ノバルティス 14個
2位:メルク(MSD)11個
3位:ロシュ 10個
4位:サノフィ 9個
5位:ファイザー 8個
6位:イーライリリー 8個
7位:GSK 7個
8位:アストラゼネカ 7個

グローバルでたくさん新薬発売してるのはわかったけど、
日本でこれからどれくらい新薬でてくるのかな??
ノバルティス 新薬数 9個 (内訳 PhaseⅢ:8 申請段階:1)
下記のオンコロジー(抗がん剤) 新薬は4コです。
相変わらず「がん領域」での新薬は多いですね!

つづいて、循環器で2コ!
珍しく循環器にも強い外資大手メーカーですね。
もし現役でMRされている方だと、循環器の経験ある人多いのではないでしょうか?
転職案件を探すときには、ノバルティスはかなり要チェックなメーカーになりますね。
よい条件で転職するなら、転職サイトよりも「転職エージェント」でちゃんと相談したほうがいいですよ。
おすすめのエージェントはこちらの記事(20代向け、30代向け)で紹介してますので、よかったどうぞ。

引き続き、ノバルティス得意のイムノロジー(免疫)で新薬2コ!

そして最後に、眼科領域で1コ!

このように、癌や免疫だけじゃなく、循環器や眼科などの
幅ひろい領域に新薬をもっている。
これが他の製薬外資大手と比較したときのノバルティスの強みですね。
ノバルティス まとめ
新薬数は9個とまずまず!
・得意の「がん領域」では4つと引き続き新薬多い
・循環器や眼科など、幅広く新薬もっている珍しい製薬大手メーカー
・とくに循環器領域を経験されたMRのかたは多いと思うので
もし30代であれば転職候補先にいれてみてはいかがでしょうか?
30代のかたにおすすめの転職エージェントまとめはこちらの記事から。
アッヴィ 新薬数:7コ
結論
将来性: ★★★☆☆
グローバルでは巨大企業だけど、日本で期待しすぎは禁物・・?
・グローバルでの企業規模から、たくさんの新薬を期待してしまうと、若干期待外れに・・・
・「がん領域」では新薬4つと豊富!
・それ以外だと、リンヴォック/スキリージなど、免疫系の薬剤の適応追加がメインイベント!
▼アッヴィの現状
これから世界で売上No,1になる製薬会社
2021年末時点では、アッヴィはファイザーに次ぐ世界2位です。
1位 ファイザー
2位 アッヴィ
3位 ノバルティス
4位 ロシュ
5位 ジョンソンエンドジョンソン
これからアッヴィの新薬の売上が伸びるとともに、ファイザーのコロナワクチンの売上が落ち着いてくるので
2025年にはアッヴィが世界一になる予測です。

これから世界で売上トップになる“大手”だからアッヴィを目指そうかな!?
たしかにアッヴィはよい会社ですが、こういった考え↑はあぶないので注意!
なぜなら、アッヴィはグローバルでは巨大企業ですが、日本ではそんなに大きい会社ではないからです。

こちらが国内での売上規模の比較です。
アッヴィが日本でもグローバルと同じように、たくさん薬を出して伸びていく会社かどうか?
ちゃんと見ておいたほうが良いですね!
▼国内での売上規模
ノバルティス(国内8位) 売上3,200億円
イーライリリー (国内11位) 売上2,870億円
アッヴィ (順位不明) 売上990億円
というわけで、日本での新薬開発の状況をみていきましょう。
アッヴィ 新薬数 7個 (内訳 PhaseⅢ:6 申請段階:1)
アッヴィ得意の「がん領域」では4コ!
ここは問題なさそうです。

つづいて、精神・神経領域では2コ!
これをみるとがん以外にはあんまり新薬なくて少な目かなと思ってしまう

これをみると、がん以外の領域ではアッヴィにしては
あんまり新薬なくて少なめかな~と思いますよね。
なにしろ、アッヴィが追い抜かそうとしてるファイザーの新薬数がスゴイので!
ファイザーの新薬数を知りたいかたはこちらの記事をどうぞ。
そのほかは、純粋な新薬ではなく、適応追加がメインです。
とはいえ、アッヴィは今の主力品の適応追加がめちゃくちゃ多いです。
得意の免疫領域「リンヴォック、スキリージ」の適応追加が多数!!
この2剤の伸びがハンパないので、アッヴィの売上が爆伸びしていく予想です。

売上に一番直結してて大事なのは、この適応追加です。
MRとしてこれから入社予定の方にとっても、免疫領域で貴重な経験が積めるチャンスに!
免疫領域は薬の値段が高い分野なので、製薬会社も力をいれている領域のひとつです。
アッヴィ まとめ
新薬数は7個(内訳 PhaseⅢ:6 申請中:1)
・グローバルでの企業規模から、たくさんの新薬を期待してしまうと、若干期待外れに・・・
(当面のライバルのファイザーと比べるとかなり寂しい・・・)
・「がん領域」では新薬4つと豊富!
・それ以外だと、リンヴォック/スキリージなどの免疫系の薬剤の適応追加がメインイベント!
まとめ 将来性を大きく左右する『新薬の数』 外資系大手編
▼イーライリリー 8個 将来性: ★★★★☆
アルツハイマー薬「ドナネマブ」を筆頭にポテンシャルの高い薬が多い!
2023年発売の期待の糖尿病薬「マンジャロ」も!
▼ノバルティス 9個 将来性: ★★★★☆
新薬の数はまずまず!循環器や眼科など、幅広い領域に新薬を持つ!
転職の候補先としても要チェック!
▼アッヴィ 7個 将来性: ★★★☆☆
グローバルでの企業規模とのギャップに注意!
癌領域では新薬豊富、あとは適応追加がメイン