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目次
【本当に後悔してること】製薬会社で長く働くために20代でやるべき1選
こんにちは、製薬会社勤務11年のけいとです。
10年以上、大手製薬会社でMRとして働いてみて
「まじで20代のうちにやらなくて後悔してること」
をひとつだけご紹介します。
製薬志望の就活生や、すでに製薬会社で働いてる20代の人は
ぜひ知っておいてください!
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20代で絶対にやるべき事 『どの領域を担当したいのか』を明確にして上司に主張しよう!
まず、最初に知っておいてほしいこと。
製薬会社(特にMR)では
「どの領域を担当するか?」によって将来が大きく変わります。
疾患領域によって、転職のしやすさはもちろん、
場合によっては社内での昇進にも関わります。
なので、多少はわがままな感じになってもいいから
どの薬を担当したいか?
どの領域を担当したいか?
これをちゃんと上司に主張する。
これ、ホントに大事。
ぜったいにやりましょう。
今日一番、20代の人にお伝えしたいことです。
ぼく自身は主張できず・・・
「結果だしてから主張しよう!」って思ってたんですが
結局、結果出る前にドンドン部署異動とかあるんで
タイミングを逃しちゃったんですよね。。
かなり後悔しています。。。
なので、20代のかたはぜひ
『ぜったいに将来有望なこの疾患領域に進みたい!』
これを主張するようにしましょう!
選ぶべき将来性の良い領域 TOP4はこれ!
では、具体的にどの領域を選べばよいのか?
それはこちらの4つです。
①がん領域
②免疫領域
③中枢神経領域(とくにアルツハイマー)
④糖尿病/肥満
これらの領域を
あなたが入社した会社が扱っていたら
ぜったいに担当したい!と主張しましょう。
長い社会人人生のスタート地点で
ボクみたいに失敗しないようにしてくださいね。
では、この4つの領域について
具体的にみていきましょう。
選ぶべき領域①「がん領域」
「がん領域」は今の製薬会社のビジネスの中心。
他の領域の2倍以上の速さで市場が成長中です。
なんで「がん領域」こんなに伸びているの?
その答えは
がん領域は『希少疾患』に分類されやすいから。
希少疾患は
もともと薬の種類が少なくて
患者さんも新薬を求めている分野。
なので、製薬会社が『希少疾患』の薬を開発すれば、国から承認されやすい傾向にあります。
カンタンにいうと国から優遇されてるわけですね。
また、薬の値段も高めに設定しもらいやすい
というのもメリットです。
そんな事情もあって
じつは今、FDAで承認されている薬の
半分以上は「希少疾患」になってます。
「希少」っていうか、かんぜんにメジャーな領域になってますよね。
具体的に、ここ4~5年の「がん領域」で伸びる薬はこちら。
・キイトルーダ (MSD)
・オプジーボ (小野、ブリストル)
・ダラザレックス(ヤンセン)
・タグリッソ (アストラゼネカ)
・テセントリク (ロシュ、中外)
・ベージニオ (イーライリリー)
・エンハーツ (第一三共)
もしも転職することで、この辺りの薬を担当できるチャンスがあるのなら
ぜったいにトライすべき。
就活生もチャレンジしたいところですね。
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選ぶべき領域②「免疫領域」
免疫領域とは
リウマチ、乾癬、アトピー性皮膚炎
などの自己免疫疾患のこと。
▼免疫領域の特徴
・2028年までの成長率は+12~14%
・成長率だと「がん領域」を上回りトップ!
・金額の伸びは「がん領域」に負ける
ここ4~5年の「免疫領域」で伸びる薬はこちら↓
・リンヴォック (アッヴィ)
・ゼポジア(ブリストル)
とくに注目は『ゼポジア』。
潰瘍性大腸炎っていう自己免疫疾患の薬。
会社はブリストルマイヤーズ。
2022年の11月初旬時点では、まだ日本ではまだまだ発売になっていません。
FDAの優先審査をうけていた期待の薬なので
これが日本に入ってきたタイミングで
ブリストルマイヤーズへの転職検討するのもありです!
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選ぶべき領域③「中枢神経領域」
特にここ10年で激アツなのが『アルツハイマー(いわゆる痴呆症)』
2021年、エーザイが期待のアルツハイマー薬「アデュヘルム」の開発失敗。
でも、製薬各社はまだまだ諦めてません!
▼これから世界を席巻するアルツハイマー薬
・イーライリリー「ドナネマブ」
・ロシュ「ガンテレルマブ」
・エーザイ「レカネマブ」
エーザイは「アデュヘルム失敗したからもう終わり!」って感じで
就職の選択肢から外すのはもったいないです。
つぎの期待の「レカネマブ」が控えていますからね。
アルツハイマー薬は
ニーズがかなり大きいわりに、
有望な薬が存在してないので、発売されたらかなりの注目領域になるでしょう。
これから製薬業界へ、アルツハイマー薬のビックウエーブが起こる可能性大です。
選ぶべき領域④「糖尿病/肥満」
これから最強に盛り上がっているのが猟奇のひとつ『糖尿病/肥満』
とくに欧米での患者数はすさまじいものがあります。
さらに、世界的に流行する新型コロナの影響も
『糖尿病・肥満』の分野が伸びることにも関係しています。
出典:北里研究所
糖尿病や肥満のひとは
新型コロナに感染すると重症化のリスクが高い。
なので、「しっかりと治療していくべき」との見解がだされています。
今世の中の流れ的に伸びている領域ということですね。
▼具体的に、
ここ10年の「糖尿病/肥満」で伸びる薬はこちら
・ウェゴビー (ノボノルディスク)
・マンジャロ(イーライリリー)
ウェゴビーは欧米でかなり売れていますが
まだ日本では発売になっていない段階。
マイナーなうちに知っておくとオトクです。
また、マンジャロが肥満症でも承認され、
日本でも使われるようになると、収益性もめちゃくちゃです。
なので、ノボノルディスクとイーライリリーには要チェックです。
また、アストラゼネカやファイザーも新薬を開発中という情報があります。
もしこれまでに糖尿病領域の担当歴があるMRのかたは
ノボノルディスクとイーライリリーのほかに
アストラゼネカやファイザーにも注目されてください!
まとめ 選ぶべき将来性の良い領域と具体的な薬剤
①「がん領域」
・キイトルーダ (MSD)
・オプジーボ (小野、ブリストル)
・ダラザレックス(ヤンセン)
・タグリッソ (アストラゼネカ)
・テセントリク (ロシュ、中外)
・ベージニオ (イーライリリー)
・エンハーツ (第一三共)
②「免疫領域」
・リンヴォック (アッヴィ)
・ゼポジア(ブリストル)
③「中枢神経領域(アルツハイマー)」
・ドナネマブ(イーライリリー)
・ガンテレルマブ(ロシュ)
・レカネマブ(エーザイ)
④「糖尿病/肥満」
・ウェゴビー (ノボノルディスク)
・マンジャロ(イーライリリー)
アストラゼネカやファイザー
こういった薬を担当できるチャンスがもしあるのであれば
ぜったいにトライしていきましょう。