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目次
【製薬MR 就活小ネタ Vol,11】マイナーだけど実は狙い目の超大企業 アッヴィ編
ここでは、MRの就活の時に役立ちそうな小ネタを紹介します。
大手製薬MR歴10年から見た「就活で使えるネタ」を紹介します。
*あくまでも個人の意見です
【本日取り上げる企業】アッヴィ
アッヴィってどんな会社??
アッヴィ 実は世界の大企業。働きやすさも抜群!
現役MRから見たオススメ度 ★★★★☆
日本ではマイナーな外資系企業は新卒採用していないところもありますが
(あんまり有名な会社じゃないのにも関わらず)アッヴィは採用活動をしています。
しかも『今後もMR数を増やしていく』と明言している貴重な会社です。
・年収 919万円* ★★★★☆
*openworkより
社員数がまだまだ少ないので正確な平均年収を確認するのは難しいですが
他の外資系大手と比べ遜色ないレベル!
・福利厚生 ★★★★★
日当額は3000円、トップクラスですね!!
それと、一番のポイントは居住地選択制度を持っているところ!
のちほど解説しますが、自分の希望するエリアで働けることは大きいです。
2020年の世界の製薬会社の売り上げトップは『アッヴィ』って知ってた!?
世界の製薬会社の売り上げランキングでトップの会社といえば
ファイザーやJ&J、ロシュなんかが連想されますが、実は2020年の世界第1位は『アッヴィ』です!
2020年に初めてトップに立ったアッヴィ。
実は世界で今一番売れている薬を持っています。それはヒュミラ(抗TNFα阻害剤)。
ヒュミラは日本だとエーザイのイメージが強いですが、アッヴィの薬なんですね。
そして、ヒュミラの売り上げは世界全体で290億ドル!!日本円にすると3兆3000億円!!!
ランキング2位のエリキュース(ファイザー)が173億ドル、3位のキイトルーダ(メルク)が151億ドルなんで
いかにヒュミラがダントツで売れているかが分かります。
3兆3000億円っていうと、日本でトップの武田薬品のグローバル全体の売り上げと一緒くらいですね。
ヒュミラ単体で、天下の武田薬品工業すべての売り上げに匹敵するなんて、本当に恐ろしい金額です。
アッヴィはとても働きやすい会社!
アッヴィはとても働きやすい会社だと思います。
その理由は主に2つ
①MR対象とした居住地選択制度がある
②コロナ前からリモートワークから推進するなどフレキシブルな働き方を認めている
アッヴィが働きやすい理由① MR対象とした居住地選択制度がある
アッヴィが働きやすいと感じる一つ目の理由が「MR対象で居住地を選べる制度がある」ということです
「居住地選択 MR 制度」
医療情報担当者(MR)を対象に、介護や育児とワークの両立が可能な居住地を選択できる居住地選択制度
アッヴィ社 プレスリリース2020年8月12日より
他にも勤務地選択制度をもっている会社はありますが
実はアッヴィのように規模が比較的小さい会社の方が、自分の希望する勤務地は選びやすいのではないかと思います。
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なぜなら、人事権を持っている上層部にも自分のことを覚えてもらいやすいから
「人事権を持っている上層部」って一体誰のこと?
都道府県単位以上の広いエリアを統括している責任者=いわゆる「支店長」クラス
たとえば、あなたが長崎県でMRをしているとします。
直属の上司は営業所長(長崎県の責任者)ですね。
だいたいはその上の支店長クラス(九州エリアの責任者)が人事権を持ってます。
アッヴィくらいの会社の社員数だと、おそらくは支店長クラスの上層部であっても
九州で働いているMRの全員の顔と名前は覚えているでしょう。
これが超大企業(たとえば武田薬品とか)だとそうはいきません。
MRをしていると、支店長がたまに現場へ同行することがあります。
アッヴィなら、「支店長が一日ひとりのMRと終日同行する」みたいなこともあると思います。
そのとき、MRは支店長と色んな話ができます。
将来どうしたいとか、そのエリアで働きたいと思っているとか、個人的な思いを人事権を持っている支店長クラスに直接話せたら、希望は通りやすくなります。
そして、居住地選択制度もあるので、MR側も希望を出しやすい環境にあります。
人事権を持った人に「顔と名前と希望勤務地」を覚えてもらうのは大きなメリットです!
その支店長が九州を統括しているなら「長崎から鹿児島に移りたい」みたいな希望は比較的叶えてもらいやすいと思います。
もちろん、普段から仕事を頑張って成果を出すことが前提ですが、武田のような大企業よりも圧倒的に可能性は高いはずです。
アッヴィが働きやすい理由② コロナ前からリモートワークから推進するなどフレキシブルな働き方を認めている
アッヴィはコロナ以前からリモートワークを推進していたそうです。
製薬会社は基本的に旧態依然として昔ながらの社風の会社が多いです(特に内資系企業)
ボク自身は内資系大手に勤めていますが
コロナ前にリモートワークするなんて考えられなかったですね。
「会議をする時はスーツを着て、みんな会議室に集まる!それが礼儀!」みたいな謎の文化がありました。
今でこそ、リモートワークは内資系でも当たり前ですが、一歩遅れている感じは否めませんよね。
やっぱり働き方のフレキシブルさで言うと、規模の小さめの外資系の方が絶対に良いと思います。
その他にも、30歳代などの若い人が管理職(営業所長)になっていたりと、外からみても明らかに柔軟性がある組織のように見えます
外資系(特に日本での事業規模は中堅クラス)の会社は「えらい若い人が所長やってるな~」って驚くことが結構あります!
アッヴィを目指すなら、意識しておくべきことは?
アッヴィのMRとして活躍するには、どんなMRを目指したらいいの?
顧客に応じたディスカッションができるMRを目指そう!
そのためには、自分の担当する薬の勉強だけでなく
「担当顧客」の事もしっかりと勉強する必要があります。
そして、担当顧客の考え方に沿った形で営業していく力が求められます。
なぜなら、アッヴィの薬剤の領域は、担当する顧客数は限られていて、専門性が高い分野だからです。
アッヴィが扱っている品目はヒュミラ、リンヴォック、スキリージなど。
領域でいうとリウマチや乾癬などのいわゆる「免疫」の分野になりますね。
整形外科や消化器内科などのクリニックはよく見かけますが、リウマチ科などのクリニックってあまり見かけませんよね。
つまり、アッヴィMRが訪問する顧客自体は少ないということです。
また「免疫」の分野は、患者数自体が少ないわりに治療も難しいので、医師の専門性も高まります。
専門性の高い医師は自身の治療に関する考えをしっかりと持っています。
MRはまずはそれをしっかりと理解したうえで、自社の薬の話をする必要があります。
あまり良い言い方ではないんですが、営業的には「一本釣り」的な感じです。
それも専門性の高い医師に対して「一本釣り」をしないといけません。
そのためには、「先生、△△の患者さんには、うちの○○っていう薬使ってください」みたいな
誰にでも使えるセールストークだと全く通用しないです。
では、どうしたらいいのか?
まずは顧客の専門分野を勉強して、話についていけるようにする。
そのうえで、会話のなかから「こういったケースだと競合品Aの方が選択肢として言いけれど、一方でこのケースだとうちの薬の方が適しています」と提案する必要がありますね。
アッヴィを受ける際のアピールポイント
・他人の話をしっかりと聞くことができる傾聴力
・そして、他人の意見を尊重したうえで自身の考えを提案できる力
正直言ってレベルは高いですね。
現役のMRでもなかなかできていません・・
でも、この辺りをPRできるエピソードがあれば面接でしっかり主張しましょう!
頑張ってください!!