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目次
【製薬会社MRの年収】高収入になるカラクリを徹底検証!
今日はこんな疑問をもっている就活生の方へ向けた記事です。
☑MRって給料が高いっていうけれど、なんでなの?
☑MRは、同じ社内でも研究職や開発職よりも給料が高いっていうけど、どうしてなの?
就活生さん
ボク自身は内資系企業のMRとして働いていますが
入社前は「なんとなくMRは給料がいい。他の職種よりも働く時間が長いから残業代が付いているのかな~」
っていうくらいの認識で、はっきり知らなかったです。
【今回の記事でわかること】
・MRの給料がなぜ高いのか?その実態についてご紹介します!
*【検証】驚愕の事実! 30歳MR vs 30歳スタッフ職 同じ年齢でもこれだけ差が出る!
ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
製薬会社MRの給料はなぜ高いのか?その理由を解説!
☝動画はこちら↓
MRの給料がなぜ高いのか?その理由をご紹介していきましょう。
おもにはこの3点があります。
給料が高いカラクリ
①営業手当
②日当
③管理薬剤師手当
製薬会社MR 年収が高い理由 ① 営業手当
まず一つ目の①営業手当についてです。
基本給+営業手当=お給料(課税対象)
この計算式を覚えておいてください!!
MRにだけ支給される「基本給に追加で払われる手当」が、営業手当になります。
お給料と一緒に振り込まれるので、あんまりもらってる実感がありませんが、、
そして、給料なのでココには税金がかかります。
*あとで出てくる日当とは別物なので注意してください。
日当は税金がかからない(=非課税です)
営業手当ってどれくらいもらえるの??
3~10万円/月くらい(大手だと5~7万円)
金額的にはかなり大きいですよね。
会社によって額は違うけれど、3~10万円くらい。
大手だと5~7万円くらいが一般的に支給されている金額です。
同じ社内でも階級によって違ってたりして
入社してすぐは3万⇒5年目で5万⇒10年目で7万円
とか、徐々にあがっていく会社も多い。
たとえば、30歳代で7万円もらっていたら
同じ社内でも、MRはプラス7万円、開発職の人はゼロ
なので、当たり前ですがMRのほうが年収は高くなりますね。
なんでMRだけに手当が払われるの?
その答えに対して明確な答えは無いのですが、おそらく以下2点が要因です
理由① 残業代として払われてる
MRは他の職種よりも残業が多いので支給されていると考えられます。
一般に、残業代って「一時間○○円」みたいな感じでもらうんじゃないの?
って思うかもしれませんが。
MRって外回りなので、何時間残業してるか分かりにくいですよね。
いちいち計算するのが面倒なので
会社側が「MRだったらだいたいコレくらいは残業するでしょ!」ってことで
金額を決めて払ってくれてる感じですね。
理由② 良い人材をとるため
要するに「年収アップしていい人材が採用できるようにしよう!」っていうことですね!
これに関しては、これから不透明な部分かと思います。
ご存じのとおり、必要なMR数が減ってきています。
なので、需要と供給のバランス的に、これから営業手当の金額を減らしてくる会社もあるもですね。
まあ、ココを変えるとなると特に内資系企業なんかは
労働組合がうるさそうなので会社側もカンタンには変えられないと思いますが。
製薬会社MR 年収が高い理由 ② 日当
給料が高いカラクリ
①営業手当
②日当
③管理薬剤師手当
MRの給料がなぜ高いのか?
2つ目の要因が②日当です。
日当って何なの?
カンタンにいうと会社の外へ営業に出るともらえるお小遣いです
MRはだいたい外(医療機関)へ営業に出かけるので、普通に働いていれば毎日もらえます。
・金額は1日あたり2500~3000円くらい
・1か月(20営業日)で5~6万円
⇒年間60万~72万円くらいが相場
日当の金額は各社で違います。
☝もし詳しく知りたい場合はこちらの動画をどうぞ!
さっきの計算式でいうとこんな感じですね。
基本給+営業手当=お給料(課税対象) プラスアルファで日当(非課税)
お給料にプラスアルファで支給されている感じです。
別でもらってるんで、お小遣いをもらってる感もちゃんと実感できます
税金がかからないので「丸々もらえる」のもポイント
たとえば、年収が800万~1000万円だと
だいたい20~25%くらいが税金でもっていかれます。
年収800万円×20%=160万円も!
そう考えると、年間で70万円 税金かからない給料って大きくないですか?
日当の今後について
日当については
「これから減るんじゃないか」
「廃止されるんじゃないか」
色々噂はありますね。
その一方で、逆の予想もできます。
MR数の減少に伴いひとりのMRが担当するエリアが拡大。
そうなると、極端な話ですが、田舎のほうでは泊まり込みで行くような仕事も増えそう。
泊まり込みの外回り仕事には、日当4000~5000円を出しているところも多い。
なので、もしかしたらもらえる金額が増えるMRもいるかも。
だたし、悪いニュースとしては
既に日当を廃止している会社もあります!
そういう会社も日当を違う形で給料に上乗せしているので
収入が劇的に下がっているわけではないみたいですが・・
「そもそも、日当ってなんのために支給してんの?」
っていう感じで目的もよくわかりません。
しかも、実質は給料みたいなものなのに、税金がかからない仕組みになってるのもおかしな話ですよね。
というわけで、税金をとりたい国からすると狙いうちにされるんじゃないかな~っ思ってます。
製薬会社MR 年収が高い理由 ③ 管理薬剤師手当
給料が高いカラクリ
①営業手当
②日当
③管理薬剤師手当
MRが使っている営業所には、薬の見本(=製剤見本)があります。
これも成分は実際の薬と一緒なので、管理が必要になります。
そのために、営業所にひとり管理薬剤師を設置しないといけないんですね。
そして、その人達への手当を払っている会社もあります。
任命されたMRは管理のための雑務やカンタンな研修を受けたりします。
なので、会社によっては管理薬剤師手当を出してくれるところもあるんですね~
金額的には、そんなに大きくなくて月1万円もらってたら良いほうでしょう。
先ほどの計算式に当てはめるとこんな感じ
基本給+営業手当+薬剤師手当=お給料(課税対象) プラスアルファで日当(非課税)
・社員共通の給料である基本給
・MR限定の営業手当
・そして営業所にひとり管理薬剤師手当が加算
この合計で給料が計算されます。
そしてプラスアルファで日当が支払われている感じですね。
どのくらい差が出る給料シミュレーション(MR vs スタッフ職)
それでは最後に、MRとそうでない人の場合で、どれくらい給料がかわってくるのか?
シミュレーションしてみましょう!
年齢は30歳、基本給は35万円と設定します。
まずは、30歳MR A君の場合
基本給35万 +営業手当5万円 +日当6万円(非課税)+薬剤師手当1万
合計で47万円になりました。
それでは次に 30歳 本社スタッフ職 B君の場合
基本給35万 +残業代2万円
合計で37万円になりました。
*今回は便宜上、税金は無視しています。
なんと両者には10万円の差がありますね。
なので、だいたい年収だと120万円くらいの差が出てくるということになります。
入社した年齢が一緒でもこれくらいの差が出てくるというわけですね。
いうわけで結論まとめます
MRの給料の仕組みについての理解は深まりましたでしょうか?
・MRは他の職種に比べて月10万円くらい給料が高くなる(30歳時点)
今回は営業手当を5万円でシミュレーションしましたが
年齢が進むと、もっと金額が大きくなります。
・年収120万円の差を生んでいるのは『営業手当』と『日当』
今後、MRへの需要が低くなると営業手当が低く設定されたり
実際に日当もなくしている会社もあったりするので
今後どうなっていくかはわかりません。
そして、念のため、MRの方が給料が良いから絶対によいですよ!っていう訳でもありません。
MRは残業が多くなりますし、副業が解禁されているので、
残業せずに副業したほうが良い!っていう方もいるかもしれません。
働き方に関する考えは人それぞれなので、ご自身になった選択肢を選んでください!