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目次
【薬学生必読!】薬剤師とMR どっちがいいの?*現役MRの経験談
こんにちは、keitoです。
今日はこんな風に迷っている薬学生へ向けた記事です。
(薬学生A君)
6年間かけてようやくゲットできる薬剤師免許!
せっかくなら薬剤師になろうと思うけれど、MR(製薬会社の営業職)もいいかなと迷っている。
薬学部を出てMRになるって後悔しないのかな?
薬学部卒でMRになった人の本音を聞きたい!
【この記事で得られるメリット】
薬学部を卒業してMRになることのメリットやデメリットを理解できる!
ボク自身の経歴は以下の通り
・薬学部を卒業
・大手の製薬会社でMRとして約10年ほど勤務
ボク自身もせっかく薬剤師免許があるのにMRになるのはもったいないのでは?
と疑問を抱きつつも就活を開始しました。
そして、MRとして10年働いた結論
結論:MRになって本当に良かった!!
薬学生のあなたにも自信もって勧められる仕事です!
ただし、もちろんMRには大きなメリットと同時にデメリットもあります。
特にデメリットのところは実際に働いてみないと分からないんで、今日は確認しておいて欲しいところです。
薬剤師とMR どっちを選ぶ? MRで良かったこと2つ 後悔していること2つ
一つずつ詳しく見ていきましょう!
MRになって良かったこと① 薬に関する最新で深い知識を手に入れられる
意外(?)かもしれませんが、特定の領域に関する深い知識は圧倒的にMRの方が身に付きます。
そして、ボク自身はそういった“エキスパート”のようになる勉強の方が好きです。
こういった人は、MRに向いているし、メリットになるはず。
逆に幅広い知識を求めている人には、MRのデメリットになるかもです。
そういった人は薬剤師が向いています。
ボク自身は高校生の時に「薬って人の体に入って病気を治すなんて、ほんとに凄いなぁ。勉強してみたい!」
って思って薬学部へ入りました。
なんとなくですが、薬に一番詳しい人って薬剤師だと思いますよね
では、なぜ薬剤師ではなくMRになったのかというと、
最新の薬の情報をたくさん持っているのは製薬会社だと思ったからです。
開発している会社の方が、絶対情報は多いと思いますよね。
製薬会社にしかない最新情報を勉強して、医師や薬剤師に説明するのってカッコイイ!
と思ったのがMRを志望した理由のひとつです。
実際に働いてみての印象は、予想通りです。
薬剤師の薬の知識は「浅く広く」、MRの知識は「狭く深く」です。
その点ではMRになってよかった~と思っています。
ちょっと一言 column 『MRのレベルって低い!?』
MRって結構忙しい仕事です。
基本的に車で走りまわる、病院の医局前で医師を捕まえる、など動き回ってます。
(コロナ禍でオンラインの面談が増えて、かなり変わりましたが)
そんななかで、自分から文献読んだり、勉強したりしてるMRって意外と少ないです。
現在のMR全体のレベルからすると、こういった勉強ができるだけで結構スゴいってなります。
なんで、個人的には勉強する素養が備わってる薬学生の方は
MRとして活躍できるはずです
MRになって良かったこと② 若い頃から年収が高い!
MRの年収は若い頃からバカ高い
びっくりするくらいお金がたまっていきますよ。
薬剤師をしている友人と比べるとかなり差がつきます。
これを経験して、薬剤師ではなくMRになって本当に良かったと実感しました。
入社2~3年目で年収600万円くらいになって、
会社の同期の友達と「日本のサラリーマンの平均を超えたな~」ってしゃべってたのを覚えています。
そして、20代後半に850万円くらいに!
わずか数年でどんだけ上がってんだ!って感じですよね。
製薬会社は若い頃に年収が上がりやすいと思っています。
なぜなら、若手は会社から求められるノルマも多少低く、難易度が高い担当先も少ないです。
やる気ある若手が頑張れば良い営業成績を残しやすい環境というのが理由です。
30代を過ぎて給料が上昇するペースは落ちたな~と思いますが、
20代の頃の上がり方は今振り返ると驚異です!
大手製薬会社のMRの年収についてはこちらの記事も参考にしてください。
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後悔していること① 一旦MRとして働くと薬剤師になるのはムリだった
「本当に薬剤師として働きたい」と心から思っているなら、
新卒で最初から薬剤師として働くことをオススメします!
ボクは「40~50歳あたりで会社を辞めて薬剤師になろうかなぁ」と思ったりもしてました。
でも、これってかなり甘い考えです!!
ボク自身、実際に薬剤師の求人サイトに登録して現実を知らされました・・・
地域・年齢によると思いますが、未経験から薬剤師になろうと思っても好条件の就職先はなかなか無いんですよね・・
ボクの場合、年齢が30代半ば、住んでいるのは都内。
こういった条件だとかなり厳しいです。
田舎で20歳代とかであれば、転職し放題なんでしょうが。
40~50歳代くらいでMRをやるのはツラいなぁと思ってから薬剤師になろうとしてもかなり厳しい。
これが現実です。
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なので、もしあなたが「心から薬剤師になりたい!」と強く思っているなら
その気持ちに素直に薬剤師になることをオススメします!
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薬剤師をやるにしても、できるだけ条件の良い薬局で働きたいですよね?
そんな薬剤師就活を目指す薬学生のかたは
『薬キャリAGENT』を使えば、条件にあった薬局や病院を紹介してもらえます!
21万人以上の薬剤師が登録している日本最大の薬剤師就職サイトです。
最大手なので、案件数も豊富!使わない手はありません。
(転職支援と書いてありますが、資格取得見込みの方も利用できますよ)
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後悔していること② 高給を狙うなら薬剤師として副業しまくるのもアリだった?
フリーランス薬剤師として、自由な人生を謳歌する!
こんな働き方はサイコーだと、会社員生活が長いと思ってしまいます。
ご存じの通り、2018年に政府が正式に副業を解禁!
こうなって企業サイドも「副業禁止です!」なんて言ってる場合ではなくなりましたね。
ボクたち労働者にとってはチャンス到来です!
なんで、薬剤師免許を持つ(持つ予定の)皆さんには、
めちゃ時給の高いフリーランス薬剤師として働いて稼ぎまくる!っていう選択肢がでてきたわけです。
フリーランスの薬剤師として稼ぎまくるって、なんかかっこよくて個人的には憧れますね!
ただし、いくら薬剤師免許があっても
調剤未経験がなく、会社員であるボクにはこういった働き方は当然できません!
そもそもMRは忙しいんで仕事終わってから薬局で働くなんて無理です。
*管理薬剤師になっている人も、その薬局以外では薬剤師として働いてはダメ!っていう規則みたいなんで注意しましょう!
製薬会社のようにしっかりとした組織ではなく、
もっと自由に働きたいと感じるひとはフリーランス薬剤師っていう働き方も良い選択肢だと思います!
選択肢があることは素晴らしい!
MRはオススメできる良い仕事で、ぜひ薬学生の方に目指してほしいと思っています。
でも、副業解禁となった今、薬剤師も個人的には良い選択肢だと思います。
このように選択肢を持っている薬学生の方は素晴らしい環境だと思います。
ぜひ色々と悩んでご自身にとって後悔のない選択をしてください!